長期休暇の話

同僚は外国人「長期休暇の話」中国の旧正月の提灯

11月も残すところ1週間である。
その昔、アメリカとの仕事が中心だった頃、12月も半ばに入るとほとんど仕事にならなかった。みんなクリスマス休暇でたっぷり休みをとる。まだインターネットもない時代、時差はあるし。すれ違いに苦労したものだ。

当時はアメリカと日本だけでよかったのだが、最近は気にしなければならないスケジュールが多くて困る。よく知られているのが、イスラム教のラマダンである。2023年は、3月22日から4月21日までだった。昼間は食事ができない、それだけのはずなのだが、この時期は仕事が前に進まない。そして、ラマダンが終わるとハリラヤプアサという本当のお祭りがあり、そのままゴールデンウィークに突入した。1ヶ月半の間、まったく仕事にならなかった

2024年のラマダンはは3月10日から4月8日なので、今年ほど重なっていないので助かるが、1月から2月の間に彼等との仕事はやっつけて置く必要がある。

ラマダンランプ

ラマダンほど長くはないが、中国の春節も頭に入れておかないとまずいことになる。今年は、2月10日から17日までの8連休だ。旧正月はベトナムなども長期休暇になる。それほど長くはないが、タイやカンボジアで行われる水かけ祭りも無視できない。

メジャーではないが、9月から11月に集中しているネパールのお休みも長い。インドラジャトラ、ダサイン、ティハールという3つの休みがこの時期に集中している。「えっ、また休んでるの」となる。「この時期仕事してるのは私くらいですよ」と私のネパールのパートナーは言っていた。

長期休暇にはそれぞれ意味がある。日本で働いていたとしても、生まれ育った母国のお休みは楽しみだろう。そんなことにも配慮しなければならない時代ということだ。